海外取引所から国内取引所へ仮想通貨を移す方法|送金ミスと手数料に注意

※ 本ページはプロモーションが含まれています。※ 他のトラブル解決も“ノジオ”で検索
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所に保有しているビットコインやXRPなどを、日本の国内取引所へ移したいと考えていませんか?
海外取引所の利用条件や日本国内の規制環境が変化すると、これまでと同じように取引できなくなる可能性があります。そのため、保有資産を国内取引所へ移す方法を知っておくことは、資産管理のうえで重要です。
ただし、仮想通貨の送金には注意点があります。送金先のアドレスを間違えたり、対応していないネットワークを選んだりすると、資産を取り戻せなくなるおそれがあります。
この記事では、海外取引所から国内取引所へ仮想通貨を移す手順、送金手数料の考え方、失敗を防ぐための確認事項を初心者向けに解説します。
海外取引所から国内取引所へ移す前に確認すること
送金操作を始める前に、次の4点を確認しましょう。
① 国内取引所が対象の仮想通貨を取り扱っているか
海外取引所で保有している仮想通貨が、移転先の国内取引所で取り扱われているとは限りません。
例えば、海外取引所で購入したトークンが国内取引所で取り扱われていなければ、通常の預入方法では残高に反映されない可能性があります。
まず、移転先の国内取引所の公式サイトで、次の項目を確認してください。
- 対象の仮想通貨が取り扱われているか
- 外部からの預入に対応しているか
- 預入に利用できるネットワークは何か
- 最低預入数量などの条件があるか
売買できる通貨であっても、預入条件は必ず確認することが大切です。
② 送金元と送金先でネットワークが一致しているか
仮想通貨の送金では、通貨名だけでなく、利用するブロックチェーンのネットワークも重要です。
例えば、イーサリアム(ETH)関連の送金では、Ethereumネットワークなどの選択肢が表示される場合があります。しかし、送金元と送金先の両方が同じネットワークに対応していなければなりません。
送金先がEthereumネットワークでの預入を指定しているのに、送金元で別のネットワークを選択すると、資産が正常に反映されないおそれがあります。
ネットワークの名称が似ていても、同じものとは限りません。必ず送金先の国内取引所が指定する条件に合わせてください。
③ 国内取引所が海外取引所からの送金を受け付けているか
国内取引所では、法令や自主規制、マネーロンダリング対策などに基づき、送金元の取引所やウォレットに関する確認を行っています。
金融庁が説明する「トラベルルール」も、暗号資産の移転に際して送付人や受取人などの情報を通知する仕組みです。
国内取引所によっては、送金元のサービス名や所在地、送金の目的などの入力が必要になることがあります。また、送金先として選択できる取引所に制限が設けられている場合もあります。
送金元の海外取引所が、利用先の国内取引所の受付条件を満たしているか、事前に確認しましょう。
参考:金融庁「暗号資産の移転に際しての移転元・移転先情報の通知等」
④ 送金元の海外取引所から出金できる状態か
取引所によっては、本人確認の状況、セキュリティ審査、出金制限、システムメンテナンスなどにより、送金できない場合があります。
また、日本居住者向けのサービス提供方針が変更されると、取引や出金に関する条件が変わる可能性もあります。
送金前に、海外取引所の公式告知と出金画面を確認してください。
海外取引所から国内取引所へ送金する手順
ここでは、海外取引所から国内取引所へ仮想通貨を直接移す場合の一般的な手順を説明します。
取引所によって画面の名称や操作方法は異なりますが、基本的な流れは共通しています。
手順1:国内取引所で預入アドレスを確認する
まず、移転先となる国内取引所にログインします。
一般的には「入出金」「暗号資産」「預入」などのメニューから、受け取りたい仮想通貨を選択します。
次に、預入アドレスとネットワークを確認してください。
XRPなど、一部の仮想通貨では、預入アドレスのほかに「宛先タグ」などの追加情報が必要です。XLMでは「メモ」が必要となる場合があります。
画面に表示された情報を、必要に応じてコピーします。
重要:送金元で入力する情報は、国内取引所の預入画面に表示された最新の情報を使用してください。
過去に使ったアドレスや、インターネット上で見つけたアドレスを流用するのは避けましょう。
手順2:海外取引所の出金画面を開く
次に、送金元となる海外取引所にログインします。
「Withdraw」「出金」「Send」などのメニューを開き、送金する仮想通貨を選びます。
例えば、XRPを移す場合は、XRPの出金画面を選択します。
ここで、送金先アドレス、ネットワーク、宛先タグなどを入力する画面が表示されます。
手順3:送金先アドレスと必要な情報を入力する
国内取引所で確認した預入アドレスを、海外取引所の出金画面に入力します。
コピー&ペーストを使うと、入力ミスを減らせます。ただし、コピーした情報が正しいとは限らないため、貼り付け後に確認してください。
次の項目を照合しましょう。
- 仮想通貨の種類
- 送金先アドレス
- ネットワーク
- 宛先タグ・メモなどの追加情報
- 送金数量
特に、XRPの宛先タグは重要です。アドレスが正しくても、タグが未入力または誤っていると、送金先の口座に正常に反映されない場合があります。
また、取引所によっては、送金先アドレスの事前登録や審査が必要です。登録後すぐには送金できない場合もあるため、余裕を持って準備しましょう。
手順4:手数料と受取予定数量を確認する
出金画面では、送金手数料や受取予定数量が表示されることがあります。
例えば、送金数量が100 XRPで、手数料が0.5 XRPなら、手数料が送金数量から差し引かれる方式では、受取数量は99.5 XRPになります。
ただし、実際の手数料や計算方法は取引所によって異なります。
画面に表示された内容を確認し、必要な数量が国内取引所に届くかを判断してください。
手順5:可能であれば少額でテスト送金する
初めて送金するアドレスや、初めて利用するネットワークの場合は、少額でテスト送金する方法が有効です。
最初に少額を送金し、国内取引所に正しく反映されたことを確認してから、残りを送金します。
ただし、テスト送金にも手数料がかかる場合があります。また、最低送金数量や最低預入数量の条件によっては、少額送金が適さないこともあります。
そのため、テスト送金を行う前に、最低数量や手数料を確認してください。
手順6:送金履歴と国内取引所の残高を確認する
出金を確定したら、海外取引所の出金履歴を確認します。
取引所によっては、ブロックチェーン上の取引を確認できるトランザクションID(TxID)が表示されます。
その後、国内取引所の預入履歴や残高を確認します。
送金が完了しても、ブロックチェーンの承認や国内取引所側の確認処理によって、反映まで時間がかかることがあります。
すぐに反映されなくても、同じ送金を繰り返さず、まずは出金履歴と預入状況を確認しましょう。
送金ミスを防ぐための重要な注意点
仮想通貨の送金は、銀行振込とは異なり、誤送金を簡単に取り消せるとは限りません。
次の点を重点的に確認してください。
注意点①:アドレスを1文字ずつ確認する
送金先アドレスは、英数字の長い文字列です。
一部の文字を間違えたり、意図しないアドレスをコピーしたりすると、資産を失う危険があります。
コピー&ペーストを利用したうえで、先頭と末尾を含め、表示されたアドレスが正しいことを確認してください。
注意点②:ネットワークを間違えない
同じ仮想通貨でも、送金に利用できるネットワークが複数存在する場合があります。
送金元で選べるネットワークが多くても、送金先がすべてに対応しているわけではありません。
「手数料が安いから」という理由だけでネットワークを選ぶのは危険です。
最優先するのは、送金元と送金先の対応関係です。
注意点③:宛先タグやメモを忘れない
XRPの宛先タグやXLMのメモなどは、取引所が入金者を識別するために使用する場合があります。
必要な情報を入力し忘れると、送金した資産が自動的に口座へ反映されないことがあります。
送金先の預入画面で追加情報の指定がある場合は、必ず入力してください。
注意点④:最低預入数量を確認する
国内取引所によっては、仮想通貨の最低預入数量が設定されている場合があります。
最低数量を下回る送金では、口座に反映されない、または別途対応が必要になる可能性があります。
少額でテスト送金する場合も、最低預入数量を確認してから実施しましょう。
注意点⑤:送金先の取引所が対応しているか確認する
送金先の取引所が、対象の仮想通貨やネットワークの預入を停止している場合があります。
以前は送金できたとしても、現在も同じ条件とは限りません。
送金直前に、国内取引所の公式サイトで最新情報を確認することが重要です。
仮想通貨の送金手数料を抑える方法
海外取引所から国内取引所へ移すときは、送金手数料も考慮する必要があります。
① 仮想通貨ごとの送金手数料を比較する
送金手数料は、仮想通貨の種類や取引所によって異なります。
また、ネットワークの混雑状況などが手数料や送金時間に影響する場合もあります。
送金前には、海外取引所の出金画面で最新の手数料を確認してください。
② 手数料だけで送金方法を決めない
送金手数料が安いネットワークを選べば、必ず得になるわけではありません。
送金先が対応していないネットワークを利用すれば、資産が反映されない危険があります。
手数料の安さよりも、送金の安全性と対応状況を優先しましょう。
③ 送金回数を減らす
送金のたびに固定の手数料がかかる場合は、複数回に分けて送るよりも、条件を確認したうえでまとめて送るほうが手数料を抑えられることがあります。
ただし、初めて利用する送金先では、テスト送金による確認にも意味があります。
送金回数を減らすことと、誤送金のリスクを抑えることのバランスを考えましょう。
④ 国内取引所への送金に対応している通貨を選ぶ
複数の仮想通貨を保有している場合は、それぞれの通貨について、国内取引所の取扱状況、送金条件、手数料を確認します。
ただし、送金のためだけに別の仮想通貨へ交換すると、交換手数料や価格変動、税務上の損益が発生する可能性があります。
そのため、単純に送金手数料だけを比較するのではなく、交換を含めた総コストで判断することが大切です。
海外取引所から国内取引所へ移せない場合の対処法
送金先の登録ができない、出金が拒否される、国内取引所に反映されないといった問題が発生する場合があります。
その際は、次の順番で確認してください。
ケース①:送金先アドレスを登録できない
取引所によっては、送金先の登録時に審査や本人確認が必要です。
送金先の種類、受取人情報、取引所名などの入力内容を確認しましょう。
登録できない場合は、自己判断で別の情報を入力せず、送金元の公式サポートに問い合わせてください。
ケース②:出金が拒否される
出金制限、本人確認、セキュリティ審査、メンテナンスなどが原因として考えられます。
出金画面のエラーメッセージと公式告知を確認し、必要に応じてサポートへ問い合わせます。
ケース③:送金したのに国内取引所へ反映されない
まず、海外取引所の出金履歴で、送金が完了しているかを確認します。
次に、トランザクションIDが表示されていれば、対象ネットワークのブロックチェーンエクスプローラーで取引状況を確認します。
そのうえで、国内取引所の預入履歴を確認し、反映されない場合は国内取引所のサポートへ連絡してください。
問い合わせの際には、送金日時、通貨名、数量、トランザクションIDなどを準備すると説明しやすくなります。
ただし、秘密鍵、パスワード、認証コードなどをサポート担当者に伝えてはいけません。
海外取引所の利用制限に備えて、早めに資産管理を見直そう
海外取引所の利用条件や日本の規制環境は、今後も変わる可能性があります。
利用している取引所が日本居住者向けのサービスを変更した場合、取引や出金に関する条件が変わることも考えられます。
そのため、次の項目を定期的に確認しておくと安心です。
- 海外取引所の日本居住者向けサービスに関する公式告知
- 国内取引所での対象通貨の取扱状況
- 外部からの預入に関する制限や条件
- 出金手数料と最低出金数量
- 本人確認やセキュリティ設定の状況
資産を国内取引所へ移す場合でも、移転先の取引所がすべての通貨を取り扱っているわけではありません。
また、国内取引所へ移した後も、価格変動や取引所のサービス変更などのリスクは残ります。
慌てて送金するのではなく、公式情報を確認し、送金先の条件を満たしたうえで手続きを進めましょう。
海外取引所から国内取引所への送金に関するよくある質問
Q1.海外取引所から国内取引所へ直接送金できますか?
送金元と送金先の両方が、対象の仮想通貨とネットワークに対応しており、各取引所の送金条件を満たしていれば、直接送金できる場合があります。
ただし、取引所によっては送金先の登録や審査が必要です。事前に両方の公式サイトで確認してください。
Q2.送金にはどのくらい時間がかかりますか?
送金時間は、仮想通貨の種類、ネットワークの状況、ブロックチェーンの承認数、取引所側の確認処理などによって異なります。
数分で反映される場合もあれば、それ以上かかる場合もあります。具体的な所要時間は、各取引所の案内を確認してください。
Q3.送金先のアドレスを間違えた場合、取り戻せますか?
送金が完了した場合、原則として簡単には取り消せません。
送金先が取引所の管理するアドレスで、取引所が対応可能と判断すれば、調査や返還対応が行われる可能性はあります。ただし、返還が保証されるわけではなく、手数料が発生する場合もあります。
間違いに気づいたら、送金元と送金先の公式サポートへ速やかに連絡してください。
Q4.海外取引所から国内取引所へ移すと税金がかかりますか?
仮想通貨を自分名義の口座間で移動するだけであれば、通常、それ自体が売却による利益を生む取引になるわけではありません。
ただし、送金の前後に仮想通貨を売却したり、別の仮想通貨に交換したりすると、課税関係が生じる場合があります。
取引履歴や取得価額の記録を保存し、判断が難しい場合は税理士などの専門家に相談しましょう。
Q5.国内取引所へ移した後、すぐに日本円へ換金する必要がありますか?
必ずしもすぐに換金する必要はありません。
国内取引所で保有を続けることもできますが、取扱状況や売買条件は変わる可能性があります。移転先のサービス内容を確認したうえで、自分の資産管理方針に沿って判断してください。
まとめ:送金前の確認が、資産を守る第一歩
海外取引所から国内取引所へ仮想通貨を移す際には、次の5点が重要です。
- 国内取引所が対象の仮想通貨を取り扱っているか確認する
- 送金元と送金先のネットワークを一致させる
- アドレスや宛先タグなどの入力情報を確認する
- 送金手数料と最低数量を確認する
- 送金後は履歴と国内取引所の残高を確認する
仮想通貨の送金では、手数料を抑えることも大切ですが、何よりも誤送金を防ぐことが重要です。
海外取引所の利用条件が変わったときに慌てないよう、日頃から資産の保管先や送金方法を確認しておきましょう。

